富岡市版 事業仕分け(2010年11月6日・7日開催)
《子育て支援事業》についての主な質疑応答と、仕分け人による意見

・対象の家庭は?
(市側の説明)市内の3歳未満児1180人で、28%は保育園に入園しているため、それをひくと850人ほどが対象
・病後児保育など、もっと困っている方の施策はやっていない
・(市側の説明)生後4ヵ月までに、保育士が毎戸訪問している
 (仕分け人)『こんにちは、赤ちゃん事業』は全国でやっている

・税金をかけずにしようという検討はしないのか? かつては地域の子育て力でカバーできていた
・何をしているのか?
(市側の説明)仲間づくり、育児相談、親子で楽しめる行事
・集い事業、広場事業はどこに向かってやっているのか? 単に楽しめばよい事業なのか?

・サービスが需要をつくっているのではないか?
・ある自治体ではシルバー人材センターにやってもらっている
・ボランティアでも、熱心にやってもらっている

・『こういう社会活動をしてくれれば、市が支援しますよ』という自治体は多い
・850人の利用者の利用の方法はわかっているのか
・虐待・孤独・育児放棄など、深刻な人をどのようにフォローするのか

・利用者は補助金を出してやらなくてもよい人たちなのでは?
・養育支援の訪問制度はやっていない。全体の制度づくりにバランスを欠いている
・女の子が虐待で亡くなったある市では、その後の調査で5.5万人の人口に対し、89軒の要注意家庭があったが?
(市側の回答)富岡市では見守りケースは50ほどか

・心配家庭の対応は?
・国の補助金がなかったら、それをやろうと思いますか?
・受益者負担がない状態

・国の補助制度の枠内の中で行われている
・本当に切実な方にとって、今のままでよいのか
・地域のニーズに、どう対応していくのか

・サービスの重複
・補助金ありきではなく、事業の必要性を見るべきなのでは?
・市民のニーズを把握すべき

・ゼロから制度を構築した方がよい。目的・効果があいまい
・類似事業がたくさんあるので、トータルで整理すべき
・トータルな子育て支援策を考えるべき

・地域力・シルバーなど経験のある方をうまく利用すべき
・相談事業は公民館でもできる
・地域が市民力を活かせ

・要注意家庭の対応に力を入れるべき
・国の補助金で全国一律の事業でよいのか


★結果★
仕分け人評価: 民活導入
市民判定人評価:民活導入


TOP